お金持ちならではの悩み
風水師の但馬檀です。
今日は対面でのセッション日だったのですが、こんな話をしました。
お金持ちが、普通の人に混ざって入社してきた
20歳ごろの時の話です。営業のバイトしていた時に、しばらくして中国の人が何人か入ってきました。
当時は、中国の法律で、日本に来れる人というのは、上流階級の人だけに限られていました。
つまり、その職場で仕事をしている一般庶民の私たちより、はるかにお金持ちのお嬢様や事業で成功している人しか、日本にいることができなかったわけです。
日本人が遠巻きにするわけ。
しかし、当時は海外の人への偏見が強かったのか、職場の人はそういう情勢を知らなかったのか?日本人はシャイだったから、というのもあると思いますが、殆どの職場の人は、海外の人という事だけで、あまり話しかけることはしませんでした。
海外の人と話すことがあったせいか、普通に仲良くなりました。
が、私は普通に話をしていました。というのも私のいた学校は、日本語科がありまして、海外からの留学生が沢山いたからです。肌の色から文化から何から何まで違う人たちと、普通に交流していました。
それで、この方たちとも日本語通じるしと普通に話をしていました。学校には海外から来た先生たちがいまして、その人たちとも仲良かったです。
高校の頃のバイト先にも、海外からの留学生が何人かいました。
インドカレー屋だったので、むしろインド人っぽい人は歓迎されていました。そして皆普通に話しをして一緒に仕事をしていましたので、特に違和感などはなかったのです。
中国の人と話して不思議だったこと
留学生の人は、少し話を聞いてみると、結構困りごとなどもあったようなので、気になって話しかけたりもしていました。
で、人柄は良いし元気の良いきさくな人たちなので、普通に仲良くなって、外まわり中でも、地域が近ければ、待ち合わせをして毎日ランチを食べたりしていたんです。
ひとつ気になっていたのは、家の設備がよく壊れる。例えばトイレが突然流れなくなったりします。そして、どの家でも大家さんに怒られて、出ていかなければならなくなるそう。私は一人暮らしの時にそういう経験が一度もなかったので、とても不思議だったのです。
元気で一生懸命仕事をする子なのに、なんでそんな事が起こるのだろうと不思議でした。
他人には話していなかった、彼女の秘密
そうしたらある日こんなことを話してくれました。「実はうちの実家は、外門から家が見えなくて、車で家までいって、家のドアをあけても廊下しか見えないの。メイドもいるから、いままで家事とかしたことがなかったの。あなたは仲良しだから話すけど、他の職場の人には内緒ね」と、教えてくれました。
要するに、お掃除の仕方やお手入れ方法をしらないので、色々設備が壊れていたっぽいのです。
しかも、今までは使用人が修理の手配もしてくれていたし、自分の事を叱る人も親ぐらいしかいなかったのでしょう。それで大家さんとも、うまく話ができずもめたのでしょう。つまりは、お金持ちならではのトラブルだった訳で、妙に納得してしまいました。
他にもいろいろ話を聞いていた事を思い出すと、ご両親というか、おそらくお父様でしょう。まるで大国主命のように策士です^^
そんな何もしたこともない箱入り娘さんが、飛び込み営業をしていて、すごいなぁと思ったのですが、日本語もカタコトなのに、営業成績はすごく良かったりしました。
で、思うわけです。
人は窮地に陥って初めて、その真価を発揮するものだと。
Originally posted on 2019年12月17日 @ 8:00 PM