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細木数子さんは善か悪か?Netflix「地獄に落ちるわよ」を観て思うこと

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細木数子さんは善か悪か?Netflix『地獄に落ちるわよ』を観て、占い師の私が感じたこと

こんにちは、風水師の但馬だんです。

今日は、最近Netflixで配信されているドラマ『地獄に落ちるわよ』を観ての感想をお話ししようと思います。

この作品、すでに観た方もいらっしゃるかもしれませんが、昭和・平成を駆け抜けた「視聴率の女王」細木数子さんの半生を描いた物語です。ネタバレというよりは、一人の人間の壮絶な生き様として、占いやスピリチュアルに関わる人だけでなく、ビジネスをしている方にもぜひ観てほしい一作でした。

ドラマをまだ観ていない方は、Netflixで月額1000円くらいで観られますので、ぜひ一度チェックしてみてください。映画一本分より安く、一人の人間の「成功と影」を追体験できます。

誰も知らなかった「占い師」になる前の顔

私が今回このドラマを観て一番驚いたのは、細木数子さんが占い師として有名になる数年前の話です。

実は彼女、かつて大物演歌歌手のプロダクションを巡る騒動に関わっていたんですね。騙されて一文無しになった歌手の裏で、実権を握っていたのが細木さんだったという話。当時の訴訟問題などはかなりの騒ぎだったはずですが、それでも後に芸能界でトップにまで登り詰めた。その「不屈」というか「恐ろしさ」というか……彼女のエネルギーの源泉は一体どこにあったのか、非常に考えさせられました。

彼女が占い師に転身したのは、銀座のママとしていくつもの大箱のお店を成功させた後のことです。もともと類まれな「経営手腕」があった人なんですよね。

「占い」という商売の利益率と、彼女の合理性

経営者としての視点で見れば、彼女が占い師を選んだ理由は非常に合理的です。 銀座で何十人ものスタッフを抱え、場所代や人件費に追われる日々を経験した彼女にとって、占い師という商売は「究極のビジネス」に見えたはずです。

  • 在庫を持たない

  • 広い店舗(大箱)がいらない

  • 煩わしいスタッフ教育も最低限で済む

高い利益率を確保できるこの商売に、彼女は持ち前のビジネスセンスを投入しました。もともとは有名な占い師というより、玄学の大家に取り入り、そこから知識を吸収していったようです。ドラマを観る限り、純粋な「師弟関係」というよりは、技術を奪い取るような貪欲さすら感じましたが、それこそが彼女の生きる術だったのでしょう。

命式から見る「男を食う」ほどの頭の良さ

私は職業柄、彼女の命式(生年月日から見る運勢の設計図)も拝見しました。 結論から言うと、彼女は「とてつもなく頭が良い人」です。

私がこれまで鑑定してきた中でも、頭の良い人にはいくつかのタイプがありますが、彼女のタイプは「頭が良すぎて嫌味になる、あるいは男を食ってしまう」ほどの強烈なもの。思ったことをバシバシ言い、相手が誰であれ「あんたは口出すな」と一蹴できるあの度胸は、この圧倒的な知能に裏打ちされていたのだと感じます。

しかし、その背景には「とにかく生きていかなければならない」という過酷な生い立ちがありました。現代でも彼女に似たタイプの方は見かけますが、彼女の場合はその「欲」と「怒り」を、凄まじい勉強量でカバーしていたのが特徴的です。

経営者や芸能人が彼女を頼った本当の理由

彼女のやり方は確かに強引で、世間的には「悪い人」とクローズアップされがちです。しかし、なぜ当時のトップ経営者や芸能人がこぞって彼女を頼ったのか。

それは、彼女自身が「修羅場をくぐり抜けてきた経営者」だったからです。 ビジネスの世界では、少しうまくいき始めると、必ず足を引っ張る人や妬む人が現れます。時には怖い人たちが近づいてくることもある。そんな時、清廉潔白なだけの占い師では太刀打ちできません。

「私はめちゃめちゃ怖い人だ」と公言していた彼女は、自分を頼ってきた人をその強さで「守る」ことができた。彼女のご指導によって実際にビジネスが好転した人が大勢いたのは、彼女が占いの知識以上に「勝負の勘」を持っていたからではないでしょうか。

「三毒」をエネルギーに変えた、ある種の天才

仏教には、人の心を毒する「貪(欲)・瞋(怒り)・癡(愚かさ)」という三毒がありますが、彼女はこのうちの「欲」と「怒り」が非常に強かった。

通常、これらが強いと人生は破滅に向かいます。しかし彼女は、「クソ、負けてたまるか」「バカにされたのが気に入らない」という怒りを原動力にして、必死に勉強をした。 知識で自分の三毒を飼い慣らし、社会的な成功に繋げた。これは非常に稀なケースですし、一種の天命だったのかもしれません。

彼女のやり方は「人としてどうなの?」という矛盾を孕んでいますが、その強欲さがあったからこそ、「占い」という怪しいと思われがちだった分野を、日本中が知るエンターテインメントにまで押し上げたのは事実です。

私たちが忘れてはならないこと

私たちは、自分が所属している組織のリーダーや、あるいは道を切り拓いてくれた先人に、ついつい文句を言ってしまいがちです。「あの人のやり方は古い」「性格が悪い」と。

しかし、今こうして占い師やカウンセラーとして稼げている人たちがいるのだとしたら、その認知度の土壌を耕してくれたのは、間違いなく彼女のような先人たちです。

人間には必ず良い面と悪い面があります。 一人のホストを助けるために大金をポンと出すような情に厚い面もあれば、他人の利益を奪うような非情な面もある。その規模が大きかったからこそ、彼女は歴史に残る人物になったのでしょう。

彼女を「善か悪か」でジャッジすることに、あまり意味はありません。 ただ、彼女が作った大きな流れの上に、今の私たちの仕事がある。そのことへの敬意(あるいは事実としての認識)は、持っておいてもいいのではないか。

ドラマを通して、一人の女性の凄まじい「エネルギーの燃やし方」を観て、改めて自分の立ち位置を考えさせられる時間となりました。

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だん
スピリチュアルセッションをしているうちに、気づいたら集客とか損益分岐点とかまで見るようになった風水師です。 占い霊感などはあくまでツールの一つであって、活用しご自身が道を切り拓くという信念のもと、皆様の人生のお手伝いをしております。 詳細なプロフィールについてはこちら