成功法則

エルメスのバーキン正しい使い方をロジカル解説

エルメスのバーキン正しい使い方をロジカル解説

たまに京都に行きます。亡夫がここに埋まっているからですね。  

行ったついでに、清水寺の縁結びの神様のところへ行ったり滝の水を飲んでみたり。 子どもを連れて金閣寺にも行ってみました。

京都のあるお店と、バーキンとの共通点

そして、10年くらい前から行きたいなーと思っていた京都駅の抹茶のお店に、コロナ前位にようやく入りました。抹茶のお店です。

ロジカルシンキングで判断する「本当に欲しいもの」の見極め方

このお店、実は子供に断られたりして、それ以来誘いづらくてなかなか行けなかったのです。でも、よくよく考えてみれば、京都って1人でも来ているので、いくらでも入ることができたお店なんです。

それなのに、なんだかんだで長い間入りませんでした。

はじめはちょっと敷居が高くて、入るのに勇気が必要だったんです。それが、段々余裕が出てきたら、東京でも似たようなお店があってちょこちょこ入れるようになって。

そうしたら、わざわざ京都まで来て入らなくてもいいかなぁ〜って、なりました。

つまり、実際に入れるようになったら、そこまでの思い入れがなかった、という事に気付きました。進々堂の全粒粉パンは必ず買って帰るのに(笑)

論理的思考とは?感情と事実を分けて考える基本

「憧れ」を論理的に分解する3つの要素

ロジカルシンキングとは、物事を感情ではなく、事実やデータに基づいて論理的に考える思考法です。

私の京都の抹茶屋体験を、AIさんにお願いして論理的に分解してみました。

要素1:希少性による憧れ

  • 京都にしかない(と思っていた)
  • 簡単には行けない場所
  • 特別感がある

要素2:心理的ハードル

  • 敷居が高いと感じていた
  • 子供に断られた経験
  • 一人で入る勇気が必要

要素3:実際の価値

  • 東京にも似た店がある
  • 実際に入れる状況になったら「そこまで」ではなかった
  • 本質的な価値は想像より低かった

10年間憧れた京都の抹茶屋で気づいたこと

つまり10年間「行きたい」と思い続けていたのに、実際に入れる状況になったら「わざわざ京都まで来なくても」と思ってしまったわけです。

これは論理的に考えると「手に入らない」という状況が価値を高めていただけで、実際の商品やサービスそのものへの欲求は、想像していたほど強くなかった、という事。

つまり、私が憧れていたのは京都の抹茶店そのものではなく「簡単には手に入らなそうな特別な体験」という、勝手な思い込みだったのです。

ロジカルシンキングの実践例:バーキンを買わない理由を分析する

ちなみに、なぜそれがエルメスのバーキンかといえばです。

バーキンって、大好きな人は好きだと思うんです。お金を貯めたり、ローン組んで買うと思います。

でも、私が実際に買えるだけ稼いでみたけど結局は買わなかった。

違う事、例えば新しい事業とか講座とか知識や経験にお金を使ってしまいます。

ステップ1:購買判断の選択肢を洗い出す

買えるだけのお金があるとき、選択肢は以下のようになります:

  1. エルメスのバーキンを購入(約100万円〜数百万円)
  2. 新しい事業への投資(将来的なリターンの可能性)
  3. 講座や学びへの投資(自己成長・スキルアップ。技術向上でのセッション単価の向上)
  4. 知識や経験への投資(仕事へ生かす事での収入アップの可能性。人間性の向上)
  5. その他の趣味や嗜好品(自分が本当に好きなものを購入して満足する)

ステップ2:各選択肢の価値を論理的に比較する

バーキンと経験や学びは、それぞれ異なる価値があります。

バーキンの価値:

  • 所有する満足感
  • 社会的ステータス
  • 資産としての価値(リセールバリュー)
  • 使用による実用的価値

事業・学び・経験への投資の価値:

  • 将来的な収益増加の可能性
  • スキルアップによる人生の選択肢の拡大
  • 自己成長による満足感
  • 経験による人生の豊かさ

私の場合、後者の方が将来的に目に見えませんが価値が高いと判断しました。バーキンについては、何か特別なストーリーなどがそのバッグ自体に付加されなければ、販売価格以上の価値にはなりにくいですよね。

ステップ3:自分の価値観の優先順位を明確にする

私は、バーキン持っている人を見ても、そんなに羨ましいと思いませんでした。

それよりも、昭和初期に出回った総ビーズ刺繍のがま口バッグの方が余程文化的な価値を感じます。

日本人の手先の器用さがあってこそできたもので、日本にしかないものです。

これは、私だけじゃなくて、他の起業家さんでもそうではないのかなと思います。

お好きな人は全身ブランドづくめ。本が好きな人は本だらけ。IT機器が好きな人は最新PCやガジェットとかになると思います。

つまり、人それぞれに「本当に価値を感じるもの」は違うのです。

  • 私:唯一性のある工芸品、知識、経験、事業
  • 他の起業家A:ハイブランド、ファッション
  • 他の起業家B:書籍、知識
  • 他の起業家C:最新テクノロジー、ガジェット

世間が「価値がある」と言うものと、自分が「価値がある」と感じるものは、必ずしも一致しません。

論理的分析が導いた答え:エルメス・バーキンの「正しい使い方」

ジェーン・バーキンの使い方から見る論理

ところで、正しいバーキンの使い方ってご存知でしょうか?

正しい使い方なんてあるの?と、思われるかもしれませんが、なんとなく持っている事で金持ちのステータスになっているバーキン。

皆さん大切に綺麗に使っているなぁ、男性でも凄く綺麗に使っている人を見かけますのが、実際はどう使うのが正解なのか?

ちょっと無茶ぶりっぽい感じもしますが、論理的な考察をいれて書いてみます。

以前に、某ホテルのカフェで、エルメスのバッグをくったくたに使い倒していたお兄さんをお見かけしたことがあります。たまたま知っている方で、あまりに使い方がご本人のワイルドなイメージにピッタリだったのでニヤニヤしてしまいました。

エルメス好きで大切に使っている人からしたら悲鳴をあげそう。けしからん!なんて声も聞こえそうですが、ちょっとまって!

エルメスのバーキンができた経緯から、こういった使い方は違うのか紐解いてみましょう。

エルメスのバーキンが出来た経緯は、歌手で俳優のジェーン・バーキンが、当時のエルメスのディレクターだったジャン=ルイ・デュマ氏と、たまたま同じ飛行機に乗り合わせました。

その際カバンから荷物がこぼれ落ちてしまい、デュマ氏がジェーン・バーキン用にと、今のバーキンをその場でデザインし、作ったという逸話があります。

つまり、バーキンは荷物の多いジェーン・バーキンが「実用品として耐えうるデザイン」として創られたものです。

「14億円で落札」が証明する本質的価値とは

今年に入り、そのバーキンにプレゼントしたオリジナルバーキンが、サザビーオークションで14億7千万円で落札されたということが話題になっていますね。

円安と言われている中、日本人が落札したそうですから、すごいもんです。

各メディアから引っ張りだこで、全世界からも取り上げられ、広告宣伝効果としてすでに購入金額はペイできているとかいないとか。

ところで、このオリジナルバーキンですが、よく見るとシールをはがした跡があります。

実はジェーン・バーキンは、この本革エルメスのバッグに、支援しているボランティア団体のステッカーを貼っていたそうです。

そして、荷物はぎゅうぎゅうに詰めていました。

つまり、くたくたに使い倒していたわけです。

この前提条件をもとにバーキンは本来どの様につかう事を想定されて作られたのか?また、結果としてオリジナルバッグが高値で取引されているのはなぜなのか?論理的に考えてみましょう。

大切に保管されていた美品ではなく、ステッカーの跡があり、使い倒されたバッグ。

高値で取引されたのは「本来の目的である実用品として、人生を全力で生きるために使い倒された」という、ジェーン・バーキンの生き方・使い方そのものに価値があったからと考えてよいでしょう。

したがって、論理的結論として、バーキンが高級品である事など気にせずに、人生の目的のためにくたくたに使い倒す、というのが正しい使い方であるように思えてきました。

【実践ワーク】ロジカルシンキングで「あなたの本当の欲しいもの」を見つける

憧れリストを論理的に分析する方法

あなたにも「いつか欲しい」「憧れている」ものがあるかもしれません。

では、それは本当に欲しいのでしょうか?必要なものでしょうか?

欲しいと眺める時間というのは、一見短いようでもトータルで考えるとものすごく大量の時間を消費している事があります。

その時間を他のものにあてた時の生産効率を考えると、幻想に惑わされている場合ではないかもしれません。

それに、今回のオリジナルバーキンのように、本当に手に入れる必要があるなら、思い切っていますぐ手にした方が生産効率もあがり良いかもしれません。

是非自己分析してみましょう。

ステップ1:なぜそれが欲しいのか書き出す

  • 実用的な理由
  • 感情的な理由
  • 社会的な理由

ステップ2:その理由を分類する

  • 「持っていること」に価値がある?
  • 「使うこと」に価値がある?
  • 「他人から見られること」に価値がある?

ステップ3:代替手段はないか考える

  • 同じ目的を達成できる別の方法はないか?
  • より低コストで同じ満足を得られる方法はないか?

「手に入れたら満足か?」を事前に見極める思考法

私の京都の抹茶屋の例のように、「手に入らない」という状況そのものが価値を高めているケースがありますので、実際に自分にとって本当に必要なのか?満足するのかと言う事もチェックしていきましょう。

論理的チェックポイント:

  1. 実際に手に入れたとき、どのくらいの頻度で使う・楽めるものか?
    • 毎日?週に1回?月に1回?年に数回?
  2. 手に入れた後、その喜びはどのくらい持続するか?
    • 1週間?1ヶ月?1年?一生?
  3. それを手に入れるためのコスト(お金・時間・労力)は適切か?
    • 他のことを犠牲にする価値はあるか?
  4. それを手に入れることで、人生がどう変わるか?
    • 将来的な生産性の向上など、具体的な変化を想像できるか?

起業家・ビジネスパーソンの判断基準に学ぶ

起業家やビジネスパーソンは、限られた資源(お金・時間)をどこに投資するかを常に判断しています。

成功している人たちの共通点:

  1. 自分の価値観が明確である
    • 何に投資すると生産性があがるか?結果自身の目的達成に繋がるか?という明確な基準がある。なくても感覚的に理解している
    • 世間の評価ではなく、自分の基準で判断している
  2. ROI(投資対効果)を考える
    • お金を使った結果、何が得られるか?
    • それは自分の人生にとって価値があるものか?

私の場合、バーキンよりも新しい事業や講座、知識や経験にお金を使います。なぜなら、それが私の人生を豊かにし、さらなる成長や収益をもたらすからです。

一方で、ファッションが好きな起業家は全身こだわりのファッションブランドづくめになる事も。

それはその人にとって、自信やモチベーション、ビジネス上の印象など、価値があるからです。

どちらが正しいということはありません。

大切なのは、論理的に自分の価値観を理解し、自分にとって本当に価値があるものを選ぶことです。

まとめ:ロジカルシンキングで人生の選択を最適化する

ロジカルシンキングを日常に活かす具体的方法

今夏のような論理的思考は、大きな買い物だけでなく、日常のあらゆる選択に活かせます。

日常で使えるロジカルシンキングのステップ:

  1. 感情と事実を分ける
    • 「欲しい」と感じる理由を分析する
    • 「なんとなく」を「なぜなら〜だから」に変換する
  2. 比較と選択の習慣をつける
    • 複数の選択肢を洗い出す
    • それぞれのメリット・デメリットを整理する
  3. 将来を見据えた判断をする
    • 短期的満足と長期的価値を比較する
    • 「今の自分」と「未来の自分」の両方に問いかける

それ以外にも自分の経験則にもとづく判断基準があれば、それも採用する事を忘れないようにしてください。

「世間の価値」ではなく「自分の価値」で判断する生き方

エルメスのバーキンは素晴らしいバッグです。多くの人が憧れ、実際に所有することで喜びを感じています。

でも、私にとっては、昭和初期に生産された総ビーズ刺繍のがま口バッグの方がテンションが上がります。

日本の伝統文化を広めたいという想いがありますので、私の場合はそちらを使う事の方が重要で価値がある事。心の喜びにもつながる事です。

大切なのは:

  • 世間が「これは価値がある」と言うものを追い求めるのではなく、むしろ自分自身の内なる価値観を見つけ出し、それに基づいて行動する。
  • 自分が「これに価値を感じる」と心から思えるものを選べるようになる。つまり「流行っているから」という他人軸の選択ではなく、自分発信での選択ができるという事。
  • 例えば流行にのったファッションであっても、そのいで立ちでいる事で自分の心のポテンシャルがあがり生産性があがるという理由なら、選択する意味があるという事です。

そして、それを選ぶ理由を論理的に言語化できること。

ジェーン・バーキンは、自分のために作ってくれたとはいえ、エルメスの高級バッグへステッカーを貼り、荷物をぎゅうぎゅうに詰めて、くったくたに使い倒しました。

それが、彼女にとっての正しい使い方だったのです。

あなたにとっての「バーキン」は何ですか?

それは本当にあなたが欲しいものですか?

それとも、誰かが「価値がある」と言ったから欲しいと思っているだけですか?

ロジカルシンキングだけでは、自分の本当の価値観を見つける事は難しいです。

ラテラルシンキングや、スピリチュアルな視点なども取り入れ、自分らしい人生の選択をしてみてください。

Originally posted on 2017年6月9日 @ 8:41 AM

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だん
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