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PMSが起きる仕組みをロジカルに解説してみる

PMSが起きる仕組みをロジカルに解説してみる

「また今月もイライラしてる…」
「どうしてこんなに体が重くて、気分が落ち込むんだろう」
「これってPMS?それとも更年期障害?」

そんなふうに、自分のカラダとココロの変化に戸惑ったことはありませんか?

実は、PMS(月経前症候群)は「ただの気分の問題」ではなく、脳とホルモンの精密な連携が一時的に崩れることで起きる、非常にロジカルな生理現象です。

今日は、その仕組みを、感情に流されず、冷静に、でも優しく解説していきます。

PMSの正体は「黄体ホルモンの急激な変動」

月経周期には、大きく分けて2つのフェーズがあります。

  • 卵胞期(エストロゲン優位):排卵前。気分が安定しやすく、エネルギーも高い。
  • 黄体期(プロゲステロン優位):排卵後〜月経前。体温が上がり、体は妊娠に備える。

PMSが起きるのは、この黄体期の後半
特に、プロゲステロン(黄体ホルモン)が急激に減少するタイミングが、PMSの引き金になります。

このホルモンの急落は、脳内の「セロトニン」という神経伝達物質のバランスにも影響を与えます。

セロトニンが減ると、不安・イライラ・無気力・集中力低下といった症状が現れます。

つまり、PMSは「甘え」でも「弱さ」でもなく、ホルモンと脳の化学反応による自然な生理的プロセスなのです。

アメリカの代替医療の第一人者が語る「PMSの本質」

アメリカで統合医療・女性ホルモン専門のセラピストとして知られるAviva Romm, MD(アヴィバ・ロム医師)は、こう言っています。

“PMS isn’t a flaw—it’s a signal. Your body is telling you that your nervous system is overloaded, your liver is struggling to metabolize hormones, or your gut isn’t supporting neurotransmitter production.”

— Aviva Romm, MD

(「PMSは欠陥ではなく、サインです。あなたの体は、神経系が過負荷になっている、肝臓がホルモン代謝に追いついていない、あるいは腸が神経伝達物質の生成を支えていないと伝えているのです。」)

この言葉にあるように、PMSは「壊れている証拠」ではなく、「今、どこかにサポートが必要だよ」という、カラダからの愛あるメッセージ

更年期障害との違いは?ホットフラッシュと大量の汗の正体

ここでよく混同されるのが、「PMS」と「更年期障害」。

どちらもホルモンの変動が原因ですが、根本的なメカニズムが異なります

  • PMS:月経がある女性に周期的に起こる、一過性のホルモン変動
  • 更年期障害:卵巣機能の低下により、エストロゲンが持続的に減少することで起こる長期的な不調。

更年期特有の「ホットフラッシュ」や「夜間の大量の汗」は、エストロゲンの減少によって視床下部(体温調節中枢)が混乱し、誤って「体が熱い」と判断してしまうことで起こります。

一方、PMSではホットフラッシュはほぼ見られません。
もし20〜30代で「突然のほてり」や「大量の汗」が頻発するなら、甲状腺機能や自律神経の乱れも疑う必要があります。

PMSを「運命」と思わない。選べる対処法がある

「PMSだから仕方ない」と諦めていませんか?

実は、PMSの強さは、生活習慣・思考パターン・ストレス耐性によって大きく変わります

例えば:

  • 良質なタンパク質とビタミンB6を摂る → セロトニン合成をサポート
  • 15分の日光浴 → セロトニン活性化
  • 「今、ホルモンが動いてるんだ」とメタ認知する → 感情の波に飲み込まれない
  • 肝臓をいたわる(カフェイン・アルコール控えめ)→ ホルモン代謝をスムーズに

心の在り方が整うと、ホルモンの揺れに対するレジリエンス(回復力)が高まります。
これは、まさに「運を拓く」カラダの土台づくりでもあるのです。

まとめ:PMSは「弱さ」ではなく「サイン」

PMSは、あなたのカラダが「今、バランスを整えたい」と発しているサインです。

女性の体が成熟するにつれ、ホルモンの急高下に翻弄され、ジェットコースターのように気分が揺れることを毎月体験するようになります。

これは体への負担もあり、本来肉体的には男性より安定しているはずの女性の心が不安定なのも当然といえるでしょう。

こういった事象を理解していないと、体調管理を怠り、時に「憑き物がついたよう」に暴れてしまう人もでてしまいます。

仕事や人生上の問題でストレスを多く抱えている人なら余計に、PMSの症状はひどくなります。

それを「面倒くさい」と否定するのではなく、「あ、今、プロゲステロンが下がってるんだな」と冷静に観察し、必要なケアを丁寧に与えてあげること。

毎月の不調を自分の問題点ととらえるのではなくは、自己理解と自己信頼のチャンスであると志向の転換をおこないましょう

そして、決して心の問題ではなくご自身の体のトラブルであることを理解し向き合った先には、更年期になったとしても「ホットフラッシュ大量の汗に振り回されない体」を手に入れることができます。

あなたは、自分のカラダの声に耳を傾けることができる。
それが、本当の「運が拓かれる開運」の始まりです。

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だん
スピリチュアルセッションをしているうちに、気づいたら集客とか損益分岐点とかまで見るようになった風水師です。 占い霊感などはあくまでツールの一つであって、活用しご自身が道を切り拓くという信念のもと、皆様の人生のお手伝いをしております。 詳細なプロフィールについてはこちら