日本の職人技術に学ぶ、本質的な価値の見極め方
起業・経営関連のブログ記事は、もともと口コミでリピートがかかるという観点から書いていました。
ビジネスの本質は、顧客が何度も戻ってくる価値を提供できるかどうかにあります。ですので、そういった「リピートされる価値」を持つもののご紹介もしていきます。
鯖江のセルロイド眼鏡との出会い
昨日、伊勢丹で眼鏡を買いました。
のりまきあられちゃんメガネが好きなので、そういうのが良いと伝えると、お店の人がいくつか出してきてくれました。
全部、鯖江のセルロイド製だそうです。
セルロイドは子供のころから好きで、セルロイド製の筆箱はいつもほしいくらい。
眼鏡選びの時もそんな話をしたせいか、セルロイド製のものを出してくれました。
世界中からリピートがかかる理由を考える
セルロイドといえば、鯖江。世界中からリピートがかかりまくりです^^
世界が認める、日本が誇れるものの一つです。
ハイブランドの眼鏡なども、福井県の鯖江市のセルロイドで作られているって、すごいなぁと思う訳です。
ここで考えたいのは「なぜ世界のハイブランドが鯖江を選ぶのか」という点です。それは技術力、品質、そして職人の魂が込められているからでしょう。
ブランド名よりも質感で選ぶという判断
で、肌触りがよかった、国内ブランドのものを選びました。
焼き物で言えば、萩焼と有田焼の違いみたいな感じなんですけどね。
お肌に触れるものは、萩焼のほうが好きなんです。
ハイブランドのものもあったのですが、イマイチ。
ブランドネームがある分、質感が落ちることがあるんで、そのあたりの関係かもしれません。
本当の価値はどこにあるのか
ハイブランドの布地や素材、ジュエリー加工なども実は日本で行っているものが結構多いです。
守秘義務の関係で表には出せないけどって、ある工房で見せてもらったものなどもありました。うわぁ雑誌に載ってるシャネリなやつ!みたいな感じです。
ここから学べるのは、ブランド名と実際の価値は必ずしも一致しないということです。
経営者として、起業家として、表面的なブランド力に惑わされず、本質的な価値を見極める目を持つことの重要性を、この眼鏡選びから改めて感じました。
消費者が本当にリピートするのは、ブランド名ではなく、実際の使い心地や品質です。
はじめは名前だけで勝っていく人がいますが、長く愛用され続けるにはそれなりの理由があるのだなと、この眼鏡を手にして思いました。
Originally posted on 2017年3月4日 @ 10:08 AM