高い服は丈夫で長持ち神話をロジカル分析
コートと成功法則についてのお話をシェアしたら、「高い服はコスパが良いから」というコメントをいただきました。
しかし、実際はそうでもないんですね。
どういうことなのかロジカルに書いてみたいと思います。
レッツ、logical thinking!
仕様を分析してみる
高級服の仕様
まず高い服について。
金額にもよりますが、国内のドメスティックブランドあたりから、殆どの服が「ドライクリーニング」となります。
親が服のオーダーをしておりまして、うるさく言われましたが、純毛系の良い布地はアイロン不可。
実際私が清水ダイブで買ったコートも不可。というかクリーニング不可で、頼んだらこころなしかテカテカしています。
つまり、多くのものがすぐダメになりやすかったり、ハードユースしたりうっかり汗をかくと匂います。
シルクなどでもそういったものがあります。
あとシルクは高級品の方が黄ばみやすいなんてこともありまして、つまり一回~数回で終了。
安めな服の仕様
次はユニクロやファストファッションと呼ばれる服の仕様について
色落ちはしにくいし洗濯機は使えます。
アイロンももちろんOK
というかアイロンしなくても皺がつきにくかったりと、とにかく利便性も耐久性も良いモノが多いです。
ユニクロのUシリーズなんて、デザイナーはクリストフ・ルメールですから、下手なブランドより良い訳で。
今も来ていますが、もう5年位来ているんですが、まったく変わりなく着れてます。
こんなTシャツが1500円前後で買えるって、毎回おかしいよねと思いながら着ています。もちろんそれができる仕組みがあるから利益を出している訳なんですが。
ターゲット分析をしてみる
高い服を買う人たち
基本的にパーティーや会食が多いですが、話のネタになるものが欲しい層と考えます。
そうなると毎回同じ服は着ない・服でもストーリー性があるものが欲しい・目立ちたい層は変わった服が欲しいとなると、
・見た目の奇抜さや派手さ
・PRADAのRe-Nylonのような社会貢献的な話題に触れられるリユース素材など、自身の活動に関連のある素材や、そうでなくても話題性のあるもの
・耐久性はあまり気にしない
なのかなと考察します。
意外とパーティー系って同じ層はどこでも顔を合わせるように思いますので、同じ服だとバレまして、それを陰で言われちゃう場合もでます。
服装もすべてブランディングしている方は同じ衣装で1シーズンずっと通す事もあるかと思いますし、表に立ちたくない方は地味な服装の方もいるかと思います。
そのあたりは方針に寄るかと思いますが、そうでない目立ちたい方たちは、基本ドレス系は1回着用になるかと思います。
つまり、見た目がよければ肌障りや耐久性などはこだわらない事も多いです。
実際に体に張り付けて作成したドレスなどもあり、足をあげると破れるドレスなども話題になっていたと思います。
あと、流行があるので、いつまでも昔の服着ていると、ちょっとダサいし老けて見られるんですよね。
安い服を購入する人たち(マス層~小金持ち層)
本当の富裕層の皆さんは恐らく金額をみて服はかっていなかったりオールオーダーなどの場合もあるため割愛します。
自分達の裁量で服を買える方と言う事で小金持ち層としました。
安い服については、耐久性が高いものが多いです。それは費用対効果を考えたときに、1枚買って長持ちする方が、お金を使わなくて済むからです。
先程も書いたように、私はユニクロの5年前のTシャツをまだ着ています。すでに廃盤でこのデザインが気に入っているからというのもありますが、そもそもまったくヘタレないし、色身もかわらないので、捨てる理由がありません。
それ以外にも、20代の頃にどうしても欲しくてキヨミズダイブで2万で買ったワンピースがあります。今なら倍くらいの金額になるはずの布地ですが、それに近しい布地で作られたオールインワンがGUで出まして、発狂しそうになりながら数枚買った事もあります。
そして、これも耐久性が良すぎて全くヘタレないので新しい服が買えません。
服好きとしては嬉しいけど悲しい悲鳴です。
ユニクロUのTシャツは、お金の方にも人気商品です。
なんでも1万以上するTシャツより良いからと50枚くらいかって使い捨ての様に着ているなんて話もあるくらいです。
お金がある方たちの場合、その方のこだわりによってお金の使う場所がかなり偏る事が多くて、上記のような理由からユニクロ大好きっこもいます。
高い服が必ずしも長持ちするとは限らないまとめ
最近はユニクロの長期戦略で、ブランド化を目指していたり海外のユニクロは高級品です。
いつまでユニクロ=安くて良いが続くのかは疑問ですが、賢く選択していきたいものですね。
Originally posted on 2021年12月13日 @ 5:52 PM